「実直だなー」、梶田商店の醤油も梶田君も一言で表現するならこの言葉。
書いてみて思ったけれど「実直」なんて言葉、ここ何十年も口にしたことが無い気がします。慌ただしい忙しない使い捨ての今の時代に実直だなんて、失われつつある言葉のような気がしてきますが、やっぱりどこを切り取っても実直。

真面目で真剣に、本物を創り続けてきた梶田商店の味を引き継ぎ、更に高めていきたいという気概が皮膚の毛穴という毛穴から湧き出ている梶田君。あぁ、こんな風に溢れる想いで醸せば、こんなお醤油ができるんだねー！！なんだか自分の先祖が食べていたであろうお醤油と出逢えたようで不思議な感動でした。

100年続く室に着いた麹菌で醸せる醤油蔵は、もう日本でも数えるほどだと聞きます。明治の時代にはもちろんなかった農薬、化学肥料を使わずに育った原材料で醸すお醤油、そんな面倒で儲からない醤油を誰が生産するでしょうか。工場で作る工業製品のような安価な醤油を、人の手で醸す醤油に戻そうだなんて、そんな時代錯誤な大変なことを誰がするでしょうか。そう、梶田君がします。そういうとにかく熱い人なのです。

そのおかげで私たちは、今この時代に作り手の顔が見える、熱き思いが詰まった
身体も心も、食材も喜ぶ芳醇な醤油を口にすることができます。スーパーに行けば、原材料にはとても命を頂いているとは思えないカタカナの羅列の醤油が並びます。ただのしょっぱい黒い醤油風味の液体。これを醤油だと海外の方に思われたら嫌だなーといつも思います。

梶田商店の醤油は自慢したくなる醤油です。
今でも忘れません、再仕込み醤油を初めて口にした時の驚き！お刺身がとてつもなく美味しくなったあの瞬間。「何この醤油っ！？」その後は刺身ではなく醤油を舐めていました（笑）。もうお刺身は再仕込み醤油以外のお醤油では食べられません。

ZEN呼吸法のレッスンで海外に行くときのお土産も「巽晃」を持参します。ヨーロッパの食卓にある本物のオリーブオイルと巽晃のマッチングは無敵です！どんどん海外展開もしていってほしいと思っています。
大洲という町と私を繋いでくれたのは江戸時代の禅僧白隠でした。このご縁を、今後もありがたく大事に繋いでいきたいです。

ZEN呼吸法代々木スタジオでも梶田商店のお醤油、お買い求め頂けます。だって一人だけ美味しい思いをしていては罰が当たるでしょう？それより何より、本物を、よきものを真の健康を手にした生徒さんにも紹介したいですしね。